トピックス一覧
本日は大型遠心バレルTAB-754型(75L×4槽)プラントが出荷されました。
設備が大型な為トラックへの積み込みも一苦労ですが、無事に積み込み梱包屋さんへ。
海外でも40年以上頑張ってくれるでしょう。
ここ何年かは、国内向けよりも海外向けの設備需要が多く、使用国による規制などで部品選択、調達などに時間がかかっております。
お客様の設備納期通り対応させていただきたく思っておりますが、海外向けの設備をご検討な場合納期をご相談させていただく場合があることをご理解ください。
...
遠心バレル研磨機と云っても、メーカーにより様々な考え方のもと設計、製作されております。
弊社の遠心バレル機の特徴は、ギヤ駆動にあります。
小型の1L×4槽の物から、大型に至っては100L×4槽まで、すべての遠心バレル機がギヤ駆動となっております。
ギヤ駆動のメリットですが、遠心バレル機はポットが円盤を1周(公転)してくる間に、各ポットともに自転し1周回っております。
その為、常に運転を開始した状態のままの位置を維持しております。
ギヤ式の場合、重量物をいれてもスリップすることが無く、ポット位置を維持できるため
各ポットの研磨ムラが起きず、安定して研磨を行うことが可能となります。
ベルト式などで、ポットの角度がバラバラになっている物をご覧になられたことはありますのでしょうか?
研磨毎に各ポット向きが変わっている場合、ポットごとに研磨ムラが発生している可能がございます。
その場合、ベルトの張りかえや調整をおすすめいたします。
また、ギヤ式の場合、定期的 ...
いつも弊社の機械をご愛用頂き誠にありがとうございます。
機械の点検、メンテナンスは機械を長持ちさせる為には、非常に重要になります。
各ネジ部の締め付けや、グリスアップ・ベルトの張りや状態・スプロケットの摩耗具合など定期点検をお願い致します。
日頃の定期点検を行っておられるお客様では、TAB-404型など大型機種でも、40年以上ご使用になられております。
設備のオーバーホールなども行っておりますので、お気軽にご相談ください。
...
コンパウンドは元来バレル研磨作業中のメディアと研磨部品の洗浄作用、衝撃防止作用等をなし、相互摩擦作用が円滑に且つ有効に行われる為に添加するものです。
メディアとともにバレル研磨作用における重要な要因となるものです。
メディアの選択等、ほかの条件がいくら適切であっても、コンパウンドの選定が不適当であると、研磨目的を十分に達成できなかったり、酷い場合には製品を不良品にしてしまうこともあるほどで、コンパウンドの選定はバレル研磨に於ける極めて重要な物の一つです。
コンパウンドの主成分は、研磨目的や研磨部品の材質などによって異なりますが、主としてアルカリ又は賛成の燐酸塩、界面活性剤、脂肪酸等数種類の化学薬品の配合品で、その役目は下記の通りです。
1、錆及びスケール落とし用
2、研磨及び研削用
3、平滑仕上げ及び表面仕上げ用
4、光沢研磨
5、脱脂洗浄用
6、防錆用
等に大別されたコンパウンドはさらに、鉄鋼用、銅、黄銅、アルミ等非鉄金属用、アル ...
バレル研磨後の表面が黒ずんでいる場合など御座いませんでしょうか?
ここでは、バレル研磨後の黒ずみの対策方法についてご説明いたします。
原因
1、バレル研磨前の脱脂洗浄が不十分である。
2、研磨石(メディア)が汚れている。
3、バレルポット内が汚れている。
4、コンパウンドが不適当。
5、研磨時間が長時間。
解決方法
1、バレル研磨前にクリマックス K5やTWなどで十分に洗浄するか、油分が多い場合など別作業にて前処理洗浄を十分に行うこと。
2、研磨石(メディア)を共擦りしながら、クリマックスK5やTWを添加し、15~20分ほど研磨運転をさせ洗浄してください。
3、コンパウンドを適正なものに変更する。 例えば、アルミ・真鍮の部品に鉄鋼用のA1など使用すると黒ずむことがあります。
4、研磨時間の変更。もしくは、時間を分けて研磨する。
研磨時間が長くなると如何なる部品でも黒ずんできます。 通常のバレル研磨の場合以下の通りを目安として ...
バレル研磨作業を行っていると、様々な問題が発生し解決するのに苦労することがあります。
ここでは、一般的に発生しやすい問題と、その解決方法について簡単では御座いますが説明させていただきます。
その1
部品に傷或いは打コンがついたり、変形したりする
原因
1、機械の回転数が早すぎる。
2、研磨石(メディア)が製品に対して大きすぎる。或いは比重が重すぎる
3、研磨石の材質が不適当。
4、マス量が少ない(遠心バレルに良く見られる)
解決方法
1、機械の回転数を遅くする。
2、研磨石(メディア)を小さい物或いは、軽いものへ変更する。
3、研磨石を軽切削用或いは、クリスコーン(プラスチックメディア)に変更する。
4、研磨石(メディア)と製品の投入比率を大きくする。
5、水の量を増やす。
6、マス量を増やす。
7、粗研磨が主目的の場合でも、光沢仕上げ研磨用のコンパウンドを使用する。
...
遠心バレル研磨法とは
回転バレル、振動バレル研磨法より飛躍的に研磨能力がアップした研磨方法となります。 複数個のバレルが、公転、自転を組み合わせた高速回転により遊星旋回を行い、これがバレル内のメディアと製品に遠心力による高圧力と高速流動を与え、回転バレルや振動バレル研磨方法とは、比較にならない強力な研磨作用を発生し、短時間で重切削から精密な仕上げ研磨までを行うことが出来る研磨方法です。
大型な遠心バレル機では、自動車部品、ベアリング、チエイン、ミシン部品等を主とし、鉄鋼部品の重切削で大量生産分野に使用されております。
また、小型な遠心バレル機では、カメラ部品、機械時計、電子部品、携帯電話部品等の小型精密部品業界に、使用されております。
遠心バレル機では、銅ボールを使用したT.T.P研磨法が可能です。
T.T.P研磨法とは、0.07~1.0φの超小型サイズの銅球とT.T.Pクリームを用いて、金属部品の鏡面研磨、ラッピング仕上げ等を行う当社独自開 ...
振動バレル研磨法は、振動によってバレル内の製品とメディア(研磨石)が流動運動を行いながら、絶え間なくお互いに摩擦することで研磨が行われる研磨方法です。
振動バレル研磨法は、回転バレル研磨法と於けるデッドスペース(回転バレル機は滑り層の中でしか研磨が出来ない)を完全に取り除いたことにより、研磨効率が飛躍的に向上した研磨方法です。
製品によっては、回転バレル機の3~5倍と云わております。
また、振動バレル研磨機のタイプとして、サークル型とボックス型の二つがあり、どちらともに一長一短があります。
サークル型の最も大きな利点は、バレル内に選別機構を設けることが可能な点です。
研磨終了後、メディアをバレルの外に排出することなく、製品のみを排出することが出来る点となります。
ボックス型ですが、大型部品の重切削など、部品を治具等によってバレル内に固定して研磨作業が行る点が優れております。
サークル型、ボックス型を問わず、振動バレル研磨機は無人化が容易な事が最大の利点で ...
回転バレル研磨法
回転バレル研磨法は従来のガラ研磨を改良発達させたもので、バレル研磨法の基本となります。
振動バレル研磨法や遠心バレル研磨法等にくらべ、作業時間は長くかかりますが、研磨にムラが無く、もっとも安定した研磨が行われます。
以前は、加工時間の短縮のみを追求し振動バレル研磨法や遠心バレル研磨法の関心が集まりがちでしたが、最近ではこの回転バレル研磨法が見直されてきております。
回転バレル研磨法はバレルの回転にあわせ、バレル内に滑り層が出来、この滑り層に於いて製品とバレルメディアがお互いに摩擦することによってバレル研磨がおこなわれます。
最も一般的な方法で、機械の構造は簡単で取り扱いが容易であり、尚、価格も安価な為、あらゆる工場、分野で使用されております。
...
バレル研磨とはいったいどの様なものなんでしょうか?
バレル研磨とはバレル(容器)の中に被研磨部品、メディア(研磨石、研磨材)、コンパウンド(研磨媒材)、水等を混入し、バレルに一定の回転や振動或いは、、遠心力を加え、被研磨部品の表面仕上げや光沢仕上げを行う研磨方法です。
従来のケレン(やすり)作業、グラインダー研磨、ベルト研磨やバフ研磨に代わり、発達した方法です。
他の研磨方法に比べバレル研磨のメリットですが
一度に大量の製品を研磨することが可能です。
また、製品の仕上がりが均一です。その為、作業員一人当たりの生産数を大幅に増やすことが可能です。
さらに、上記のような理由から製品の仕上げコストが飛躍的に低くなります。
しかしバレルを導入するにあたっては、もちろん良いことばかりでは御座いません。
水を使う為に、排水設備が必要になってきます。 (水を使わない乾式研磨もありますが・・・)
バレル機よりも排水設備が非常に高価な為、バレル機と排水 ...